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PLAYERS HISTORY #41小倉渓

 

今シーズン、東京エクセレンスのホームゲームで配布しているマッチデー プログラムでは「PLAYERS HISTORY」を掲載。
東京エクセレンスの選手が「バスケットボールを始めたきっかけ」や「学生時代に思い出に残っている試合」をご紹介しています。


WEBページでは、プログラムには掲載しきれなかった、選手へのインタビューの全容を公開!
トップバッターは、#41小倉渓選手です!

 

バスケがあまり好きでは無かった小学生時代

バスケは小学生の時にはじめました。確かミニバスを一ヶ月ほどしていたと思います。
ですが、その間に2回骨折をしていて…。

1回目は、練習前に砂利道で調子に乗ってシュート練習でジャンプをしていたら転び…。
2回目は、体育館でアップをしていたときに、履いていたズボンが長くてそれに引っかかって…。

どちらもバスケの練習で骨折した訳ではありませんでした。でも「バスケはこんなに怪我をするスポーツなんだ」と思い、あまり良い印象がありませんでした(笑)
 

バスケの楽しさに気づく中学生時代

身長が高かったので、中学校では身長を活かせそうなバスケかバレーをしようと思い、入学した学校にバレー部が無かったため、バスケ部に入部しました。

身長を活かして、リバウンドを取ってシュートをするのが得意でしたね。
最初は体力がありませんでしたが、練習で自分を追い込んでいく中で体力もつき、身長も高くて走れて、というところが持ち味になりました。

成績としては県大会で2回戦に進めるかどうか…。
でも、成績に関わらず中学校ではバスケが楽しかったです。


 

自信をつけた高校生時代

高校はスポーツ推薦で、桐生第一高校に進学しました。
当時、高校ではそこそこバスケが出来れば良いかなと考えていたんです。桐生第一高校のお誘いもお断りするつもりでした。

ですが、監督が僕の家にケーキを持ってきてくれたんですよ。
「なんて良い監督なんだ!」と思いましたし、今でも印象に残っています(笑)
それと、身長が高くて走れる選手が欲しいとおっしゃっていて、桐生第一高校に進もうと決めました。

成績としては、3年生最後のインターハイベスト8が最高成績ですね。
当時はスタートメンバーとして、試合に出場していました。

中学時代からの持ち味を活かしつつ、高校生の頃はシュートもすごく好きでした。
当時、大きい選手で、ゴール下のシュート以外入る選手があまりいませんでした。
なので、僕がゴールから離れた位置でボールをもらうと、ディフェンスもマークが甘くなり…。
そういう時はどんどんシュートを打ちましたし、自信もつきました。
 

挫折を味わった大学生時代

大学はスポーツ推薦で、白鴎大学に進学しました。
大学では各強豪校から選手が集まることもあり、なかなか試合には出られませんでしたね。

1年生の頃はなんとか少しプレータイムをもらえましたが、2年生ではベンチメンバーから外れていました。
3年生でようやくベンチに戻ることが出来て…。
4年生になってスタートメンバーを勝ち取ることが出来ましたが、正直自信を無くしていました。

 

プロの道へ進むきっかけとなった試合

一番印象に残っている試合は、4年生のリーグ戦で当時1位だった筑波大学と対戦したときのことです。
僕の持ち味のリバウンドや、インサイドの外国籍選手を活かしたプレー、外からのシュートも決まりました。自信にもつながりましたし、今でも記憶に残っています。

結果として、筑波大学に勝利することも出来ました。

さらに、この試合は白鴎大学のホームコートでの試合だったんです。
3年生のときは大雨で大学の体育館が浸水し、白鴎大学でのホームゲームが出来ませんでした。
それもあって、この試合は僕にとって最初で最後のホームゲーム。高校の恩師、家族、大学の友人など多くの人が見に来てくれました。
「応援しに来てくれる人たちのためにも良いバスケットをしよう」と、試合前にチームで話していたことを覚えています。

大学卒業後の進路については、教員を目指していたこともあり、最後の最後まで本当に迷いました。
ですが、この筑波大学戦で、もっとバスケがしたいという気持ちが強くなりました。

さらに、インカレが終わった後のオールジャパン予選で新潟アルビレックスと対戦し、こてんぱんに打ちのめされて…。
そこで、このままバスケ人生を終わらせたくない、と強く感じました。

そんなときにタイミング良く、群馬クレインサンダーズから特別指定選手のお話をいただき…。
そこからプロとしての道がスタートしました。
 

#41 小倉選手が考えるバスケットボールの魅力

僕は大学時代、どちらかというと周りを活かすプレーを多くしていました。
プロになって3番や4番ポジションでプレーしていると、外国籍選手を活かす動きやスクリーンの大事さを感じます。
そういった誰かを活かすプレーでその選手が活きたプレーをしたときは、やっていてよかったと思います。

また、自分がシュートを決めたときにベンチメンバーが喜んでくると、楽しいしすごく嬉しいです。

東京エクセレンスのベンチは特に、自分が決めたかのようにみんなが喜んでくれます。
そこがこのチームの良さでもありますし、これもバスケの魅力の1つかなと思います。
 

試合で見て欲しいポイント

周りからは試合に出ているときは目つきが変わると言われます。
ベンチにいるときも含めて、僕の戦っているときの目つきや表情に注目して欲しいですし、ファンの皆さんと会話している時や、普段の表情との違いを見ていただけると嬉しいです。

それと、試合前にチームを盛り上げいてる姿も(笑)
スタートで出るメンバーが強気で戦えるよう、自分なりにチームを鼓舞して盛り上げています。
試合の出だしは大事だと思うので。

  

最後に子供たちへメッセージ

自分のプレーだけではないところがバスケの良いところだと思います。
誰かを活かして得点したり、誰かのおかげでディフェンスが上手くいったり、そういうチームプレーがバスケの魅力だと思うので…。
個人のプレーが活きるのも周りのチームメイトがいてこそなので、そういうチームプレーを楽しんでいただけたら嬉しいです!

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